2026/01/06 08:02 up
悪魔が天使に恋をした
悪魔は天使を拐い、自分のお嫁さんになるように言う
だが天使は首を縦に振らなかった
考えた悪魔は、天使の幼馴染を拐ってきた
天使の幼馴染の首に鋭い爪をたて
もう一度天使に問うた
『僕のお嫁さんになってください』
天使は首を縦に振った
悪魔は歓び、天使が逃げないように鳥籠に入れた
悪魔は毎日天使に問うた
『僕を愛している?』
天使は首を縦に振った
今日も悪魔が天使の元に行くと
天使は鳥籠の中で倒れていた
悪魔の国の空気は、天使にとって毒だった
悪魔はドワーフの元に行くと
ドワーフを脅し、天使と悪魔の結婚指輪を作るよう命じた
天使が悪魔の国でも生きていける、特別な結婚指輪を
悪魔に脅されたドワーフは、その日のうちに指輪を作った
悪魔は歓び、気を失っている天使の薬指に指輪をはめた
天使はやがて目を覚まし
悪魔を見つめ言った
『悪魔を愛しています。』
悪魔は歓び、天使を鳥籠から出した
悪魔は毎日天使に問うた
『僕を愛していますか?』
天使は毎日悪魔に応えた
『悪魔を愛しています。』
そして、天使の羽根が抜け落ちていった
『悪魔を愛しています。』 パラリ
『悪魔を愛しています。』 パラリ
『悪魔を愛しています。』 パラリ
だけど悪魔は気づいていなかった
天使の羽根など、どうでも良かった
そしてある日
遂に天使の頭上の輪が落ちた
嘘をつく度に、天使は堕天していっていた
『悪魔を愛しています。』
天使は堕天しきり、人となった
人の世と悪魔の世では時の流れが違う
天使はあっという間に老い、生涯を閉じた
悪魔は亡骸となった天使を見る
ヨボヨボの老婆となった天使の亡骸
だけど、その左手の薬指だけは
美しい天使の指のままだった
ドワーフの結婚指輪がはまっていた
悪魔は己の左手薬指を切り落とし
天使の左手薬指も切り落とした
そして、天使の指を己につけた
天使の指は悪魔にくっつく
だが輝きを失う事なく、天使の指のままだった
天使の指は、混ざる事の無い輝く血で悪魔の身体に苦痛をもたらした
そして頭の中に声が響く
『悪魔を愛しています。』
『悪魔を愛しています。』
『悪魔を愛しています。』
悪魔はもう歓ばなかった
ただ、苦痛を受け入れた
そして悪魔は、その左手でマスターベーションをする
『悪魔を愛しています。』
頭に響く声を聞きながら
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