2025/11/11 23:01 up
石をひとつひとつ精巧に積み上げられた遺跡を歩くと、インカの人々の暮らしが今もそこにあるようでした。
クスコ市内を見つめながら、ふと頭に浮かんだのはインカ帝国の黄金郷(エル・ドラード)という伝説。
スペイン人が南米に上陸したとき、彼らはインカ帝国が“黄金に満ちた国”だと信じていたのです。
インカの神殿には確かに大量の黄金があり、太陽神殿コリカンチャ(クスコ)は“太陽の黄金の家”と呼ばれていたそうです。
この事実がスペイン人の想像を刺激し、
マチュピチュに黄金郷を求めるきっかけになったとも言われています。
いま遺跡の石畳に座って、静かに山々を眺めていると、
人々が求めた“黄金”とは、もしかするとこの光と風の美しさそのものだったのかもしれないとも感じます。



